今回は犬の『バベシア症』について。
バベシア症はマダニによって媒介される
バベシア原虫の感染症です。
バベシア原虫は血液中の赤血球に寄生するため、
発症すると赤血球が壊されることによる
溶血性貧血が起こり、発熱や元気・食欲が落ちる
といった症状がでてきます。
診断は遺伝子診断を行わないとできない場合も多く、
また治療も効果が得られないことがあったり、
一度症状が治まっても再発を繰り返すことが
あり、命に関わる非常に怖い病気です。
一般的にマダニに48時間程度吸血される
ことにより感染するようなので、
しっかりマダニ予防をすることが重要です。
犬バベシア症/マダニ
2017年6月23日 10:33 AM | カテゴリー : コラム
京都市獣医師会の学術講習会にて
『伴侶動物の遺伝子病について
~現在国内で流行している疾患を中心に~』
というテーマで遺伝子病の第一人者である
鹿児島大学の大和修先生にご講演いただきました。
ウェルシュコーギーの変性性脊髄症DM、
猫、柴犬のGM1ガングリオシドーシス、
ボーダーコリー、チワワ、ジャックラッセルなどの
神経セロイドリポフスチン症NCL、
アビシニアン、ソマリなどの赤血球ピルビン酸キナーゼ欠損症
などたくさんの遺伝子病についてご説明いただき、
また遺伝子病の発生を予防するため
大和先生が積極的に遺伝子病を減らすために
取り組んでおられる活動についてお話いただきました。
交配を考える場合には、遺伝子病の好発犬種である場合、
遺伝子検査をしっかりすることが重要です。
遺伝子病/かく動物病院/京都府京都市左京区
2017年6月7日 10:31 AM | カテゴリー : コラム
パピークラスの新しいお友達。
ビションフリーゼのフランちゃん。
フレンチブルドッグのべこちゃん。
ちょっとフランちゃんはべこちゃんに
押され気味ですが、仲良く遊べるように
なるといいですね!
2017年5月30日 6:17 PM | カテゴリー : パピークラス
フィラリアの投薬期間は
5月から12月です。
フィラリアの薬をまだお持ちでない方は
お早めにご来院ください。
一つでフィラリア、ノミ、マダニ、
腸内寄生虫まで駆虫できるネクスガード
スペクトラは評判が良いです。
2017年5月15日 6:10 PM | カテゴリー : お知らせ
犬用ハミガキガム『オーラベット』
一箱14個入り購入でかわいい
おやつケースプレゼント中!
オーラベット/ハミガキガム/かく動物病院/京都府京都市左京区
2017年4月25日 4:18 PM | カテゴリー : お知らせ
犬は人と違い虫歯にはなりにくい動物です。
だからといってハミガキなどのデンタルケアを
行わないと、すぐに歯垢が付着してきます。
歯垢はただの食べカスではなく、口の中の細菌の塊です。
しっかり歯垢を除去しないと口臭がしたり、
歯肉炎が発生したりします。
またその細菌が死滅して硬くなったものが歯石です。
歯石が付着するとさらに歯垢が付着しやすくなり、
歯石が増えていくことになります。
この状態を放置すると歯茎や頬から膿がでてきたり
痛みでご飯が食べられなくなったりします。
また歯石になってしまうと麻酔下で
お掃除が必要になります。
そのため普段からのデンタルケアは重要です。
しっかりハミガキをしてあげてください
歯石予防/デンタルケア
10:07 AM | カテゴリー : コラム
急に暖かくなり、マダニの活動が
活発になり、マダニの被害が広がっています。
メリアルジャパンより
ほとんどの薬がノミと一緒にできることもあり、
予防の重要性がノミと同等と思われがちなマダニですが、
実際には重要度にはずいぶん差があると考えています。
実際京都にいるマダニには『バベシア』という
寄生虫がいることがあり、マダニに咬まれることにより
バベシアに感染すると、貧血や発熱といった症状があり、
死亡してしまうことがある怖い病気です。
また犬、猫がマダニを家に持ち帰ることにより
人がマダニに咬まれてしまうこともあります。
マダニは『SFTS重症熱性血小板減少症候群』といった
新しい病気や、その他にも『日本紅斑熱』
『ライム病』『ダニ脳炎』などの病気を媒介します。
この中には人の命に関わる病気があり、
また海外ではこれ以外にもたくさん病気があり、
国内に入ってくる可能性も指摘されています。
結構怖いマダニ被害・・・。
犬だけでなく、人にも病気のリスクがあるマダニ、
しっかりマダニ予防をしてあげてください。
マダニ/SFTS/日本紅斑熱/ライム病
2017年4月11日 12:09 PM | カテゴリー : コラム
フィラリア投薬前には血液検査が必要です。
フィラリア検査と一緒に春の健康診断を
おすすめしています。
今年の検査は腎臓の早期診断に役立つ
『SDMA』が入っています。
通常の血液検査や尿検査よりも
早期に腎臓病をとらえることができますので、
この機会に是非チェックしましょう。
特にシニア期の猫ちゃんは腎臓病が多く、
早期に診断することにより、
腎臓の寿命を延ばすことが可能です。
2017年4月3日 4:15 PM | カテゴリー : コラム
狂犬病はすべての哺乳類に感染し、
発症すると100%死亡する病気です。
感染動物に咬まれて感染します。
アジアではほとんど犬からの感染、
欧米ではコウモリから感染します。
日本では1957年以降犬での発生はありませんが、
世界では毎年5万5千人以上が狂犬病で
死亡していると言われています。
台湾では2013年に53年ぶりに
狂犬病の発生が確認され、現在日本でも
発生の危険性が高まっていると
厚生労働省でも懸念されている病気です。
狂犬病予防法では
⒈飼い主は犬を取得した日から30日以内に
飼い犬に対し生涯に1度の登録と年1回の
狂犬病予防接種が義務付けられています。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO247.html
狂犬病
2017年3月20日 5:04 PM | カテゴリー : コラム
今回のパピークラスのお友達を紹介。
トイプードルのこまめちゃん、
スコティッシュテリアのきなこちゃん、
ミックス犬のプリンちゃん、
みんなすごく可愛くて、
仲良く遊べました。
社会化期のこの時期に病院に慣れたり、
仔犬同士遊べるのは、すごくいい経験になります。
2017年3月8日 5:15 PM | カテゴリー : お知らせ,パピークラス