5/3~5/5は休診いたします

5/3~5/5は休診いたします。

5月からフィラリア予防スタート

5月から12月までフィラリア予防の期間です。

当院ではフィラリア、ノミ、マダニ、お腹の寄生虫が

一つの薬で予防できるオールインワンの薬を

おススメしています。

猫ちゃんにもフィラリアは感染することが知られています。

猫ちゃんには1か月に一回、背中に付けるタイプの薬で

フィラリア、ノミ、マダニ、お腹の寄生虫を

予防できる薬です。価格は1か月1650円です。

 

2022年度狂犬病予防接種スタート

2022年度の狂犬病予防接種がスタートしました。

京都市から送付されているオレンジの封筒をお持ちください。

5月からフィラリア予防もスタートしますので

今年度のフィラリア検査もスタートしています。

健康診断パックもぜひご利用ください。

マイクロチップ義務化にあたり登録内容の移行作業について

本年度6月1日よりマイクロチップが義務化されます。

今後のマイクロチップのデータ管理は環境省の管轄です。

それにあたり、現在マイクロチップをご登録いただいている方にも

日本獣医師会から環境省へデータを移行する手続きをしていただく必要があります。

2022年5月31日までは無料でデータ移行の手続きが可能です。

それ以降は有料となります。

犬と猫のマイクロチップ情報登録 (aipo.jp)

こちらのサイトよりデータ移行をご依頼ください。

ロイヤルカナンベッツホームデリバリー

ロイヤルカナンベッツホームデリバリー

仮会員登録 | ロイヤルカナン ベテリナリーダイエット 公式オンラインストア (royalcanin.jp)

2月7日(月)午前臨時休診

2/7(月)午前診察は

臨時休診いたします。

午後は診察いたします。

12月31日(金)~1月3日(月)休診

12/31(金)~1/3(月)

は休診いたします。

フードや継続のお薬などある方は

お早めにご相談ください。

猫免疫不全(FIV)感染症

今回感染症シリーズ第五回。
今回は猫の感染症~猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症~について解説します。

猫免疫不全(FIV)ウイルス感染症

(猫エイズウイルス感染症)


猫免疫不全ウイルス感染症は発症すると免疫機能の低下により様々な症状を示します。通称〝猫エイズ〟でよく知られている病気です。
根本的な治療はありませんが、猫白血病ウイルス感染症と比較すると、発症するまでの期間が長いことが多く、寿命を全うできることも少なくありません。感染力も比較的弱いとされています。

〇 猫ヘルペスウイルス感染症
〇 猫カリシウイルス感染症
〇 猫クラミジア感染症
〇 猫白血病ウイルス感染症

〇 原因は?

猫免疫不全ウイルス(feline immunodeficiency virus:FIV)の感染によって引き起こされる感染症です。主に唾液中にウイルスが存在しているため、猫同士の直接の接触、特にケンカによる咬傷によって感染します。母猫から仔猫への伝播や、グルーミング、食器の共用などでも感染する可能性がありますが、感染力は比較的低いようです。

ほとんどが咬傷による感染ですので、ケンカをする可能性が高い屋外飼育や外出する未去勢のオス猫で感染することが多いようです。

〇 症状は?

ウイルスはリンパ球やマクロファージなどに感染します。感染後一か月程度の潜伏期間の後に起こる急性期では、発熱や白血球減少、貧血といった血液の症状やリンパ節腫大などの症状が確認され、この間に抗体が作られることによって感染後2か月経過すると検査で陽性を示すようになります。
急性期が数か月続いた後、比較的長い期間に渡って症状を示さない無症候キャリア期になります。

発症すると免疫不全を起こします。最もよく起こる症状は口内炎であり、口内炎に伴うよだれ、口臭があり、時に出血する場合もあります。その他、免疫不全によって呼吸器感染症や血液系の感染症など様々な症状を示し、亡くなってしまうこともあります。

▪ 免疫不全
▪ 口内炎、歯肉炎
▪ 貧血
▪ 白血球減少
▪ 無症候キャリア

〇 診断は?

診断は血液検査で行い、猫白血病ウイルス検査と同時に検査できるキットにより院内で迅速に診断できます。猫免疫不全ウイルスは、ウイルスに対する特異的抗体を検出します。陽性が出た場合は、体内に猫免疫不全ウイルスの抗体があることを意味するので、感染の可能性があります。体内に抗体ができるまで1~2か月程度かかるため、感染が疑われる場合は約2か月後に検査を行う必要があります。

仔猫では母猫からの移行抗体が検出される場合があるため、陽性が出たときには生後6か月以降に再検査を行ってください。

感染病用迅速検査キット - SNAP FIV/FeLV Combo - Idexx Laboratories ... IDEXX LABORATORIES

移行抗体の問題や、より早期に診断したい場合は、検査センターに依頼する検査もあります。ウイルスの遺伝子を検出するPCR検査であり感染から三週間で診断することが可能です。院内のキットによる検査とともに状況に合わせて診断に使用します。

 

〇 治療は?

猫白血病ウイルス感染症と同じように、根治治療はありません。そのため症状に応じて治療する対症療法が基本です。抗生物質による二次感染予防や点滴などの対症療法、インターフェロンの投与などが主な治療です。

特に口内炎、歯肉炎を起こした場合は、痛みのためにフードが食べられなくなる場合があります。体重が減少してしまうほど採食できないことも多く、痛みのコントロールが重要です。

免疫不全により他の感染症の症状が出た際には、その治療を行います。

根治治療はないので感染を予防することも重要です。ほとんどがケンカによる咬傷で感染するため、外出させないようにすることで感染予防することが可能です。
ストレスにより体の抵抗力が低下し、感染症を引き起こしやすくなるため、猫免疫不全ウイルスに感染した場合はできるだけストレスを軽減した生活を心がけることにより長生きさせてあげることが可能です。

▪ 根治治療はないため感染予防が重要
▪ 対症療法、二次感染予防、インターフェロン
▪ それぞれの感染症の治療
▪ 口内炎の痛みのコントロール

 


猫免疫不全ウイルス感染症には根本的な治療はありません。そのため感染しないことが最も重要です。ほとんどがケンカによる咬傷での感染ですから、外に出さないようにすることが一番の感染予防になります。発情期の外出を予防するには去勢手術や避妊手術が有効なこともあるでしょう。
感染が確認された場合は、できるだけ発症を抑えるためにストレスの少ない生活を心がけ、体調が悪い場合などは早期に治療するために早めにご来院いただくことをおススメします。

猫白血病ウイルス感染症

今回感染症シリーズ第四回。
今回は猫の感染症~猫白血病ウイルス感染症~について解説します。

猫白血病ウイルス感染症


猫白血病ウイルス感染症は免疫機能の抑制により様々な症状を示します。また白血病やリンパ腫といった血液系の腫瘍となることもあります。
猫白血病ウイルス自体を倒す薬はないので、ウイルスを体から完全に排除することは難しく、発症すると死亡率が非常に高い病気です。

〇 猫ヘルペスウイルス感染症
〇 猫カリシウイルス感染症
〇 猫クラミジア感染症

〇 原因は?

猫白血病ウイルス(feline leukemia virus:FeLV)の感染によって引き起こされる感染症です。唾液や鼻汁、血液から感染するため、猫同士の直接の接触が原因です。具体的にはグルーミングや同じ食器の使用、ケンカや交尾によって感染すると言われています。かなり濃厚な接触をしない限り簡単に感染するわけではありません。
ケンカによる咬傷の場合は高確率で感染するようです。

また母親が感染している場合は胎盤感染し、多くの場合死産や流産を引き起こします。胎盤感染以外にも分娩や母乳、グルーミングといった保育中にも感染します。

ウイルスに接触する年齢が感染の成立に関係しており、免疫系が発達していない若齢であるほど感染が成立し、生涯ウイルスを持ち続ける持続感染になりやすいようです。仔猫がウイルスに接触した際の感染成立は80%以上と言われています。

症状も若齢なほど出現しやすく重症化しやすいため、寿命にも大きく影響します。

 

〇 症状は?

仔猫が感染した場合は免疫系が確立していないため、持続感染になりやすく、発症した場合も重症化することが多いのですが、成猫が感染した場合は免疫系がしっかりしているので、ウイルスが排除され、持続感染にならないことがあり、感染しても生涯無症状に過ごすこともあります。

ウイルスは口腔咽頭で増殖し、続いて骨髄細胞に感染していきます。
感染初期には発熱やリンパ節の腫大、骨髄抑制に伴う白血球減少、貧血などが見られます。持続感染が起こり発症した場合は免疫不全症状を示し、口内炎や歯肉炎、発熱といった症状を示します。他の感染症の症状が出やすくなったり、猫伝染性腹膜炎やヘモプラズマなどの感染症の発症に関与している可能性も示唆されています。免疫不全による症状は特異的なものはなく、さまざまな症状が起こります。

また猫白血病ウイルスという名前の由来が示すように、白血病やリンパ腫などのリンパ系血液系腫瘍を発症の原因にもなります。特に腫瘍では縦郭型のリンパ腫が多く、胸水が貯留し呼吸困難を起こしていることが多く見られます。

▪ 免疫不全
▪ 口内炎、歯肉炎
▪ 貧血
▪ 白血球減少
▪ 白血病
▪ リンパ腫

〇 診断は?

診断は血液検査で行います。採血した血液により院内でのキットにより迅速に診断できます。当院では猫免疫不全ウイルスと猫白血病ウイルスが同時に検査できるキットを使用しています。猫白血病ウイルスの場合、ELISA法による抗原を検出します。感染後すぐに検査はできませんが、4週間経過すれば検査を行うことが可能です。

一回目の検査で感染が確認され陽性となった場合、自分の免疫により陰性になる場合があるため、3~4か月で再検査を行ってください。

感染病用迅速検査キット - SNAP FIV/FeLV Combo - Idexx Laboratories ... IDEXX LABORATORIES

 

〇 治療は?

基本的には先に書いたようにウイルスをゼロにすることはできず、治療法は確立されておらず、根治治療はありません。感染初期には抗生物質による二次感染予防や点滴などの対症療法、インターフェロンの投与などが主な治療です。

免疫不全により他の感染症の症状が出た際には、その治療を行います。
リンパ腫や白血病といった腫瘍と診断した場合は、抗がん剤が適応となります。

以上のように感染が成立し発症してしまうとあまり有効な治療法はないため、感染予防が最も重要です。当院では感染が成立しやすい仔猫の時期には外出の有無に関係なく、白血病ウイルスが予防できる五種混合ワクチンをおススメしています。

▪ 根治治療はない
▪ 対症療法、二次感染予防、インターフェロン
▪ それぞれの感染症の治療
▪ 抗がん剤療法
▪ ワクチン

 


猫白血病ウイルス感染症は特異的な治療法はなく、一度感染が成立するとウイルスを体から排除することもできません。そのため感染予防を行うことが重要です。外出する猫ちゃんはもちろん、外出がない場合でも感染が成立しやすく、感受性が高い仔猫の時期には白血病ウイルスのワクチン接種をおススメしています。新しく猫を飼育する場合や外出によるケンカをしてしまった場合などはウイルス検査をしましょう。

猫クラミジア感染症

今回感染症シリーズ第三回。
今回は猫の感染症~猫クラミジア感染症~について解説します。

猫クラミジア感染症


猫クラミジア感染症は猫ヘルペスウイルス、猫カリシウイルス感染症とともに猫の上部気道感染症です。特に結膜に症状を示し、結膜炎を起こします。

〇 猫ヘルペスウイルス感染症
〇 猫カリシウイルス感染症

〇 原因は?

原因は猫クラミジア(Chlamydophilia felis)の感染です。主な感染経路は、猫同士の直接の接触によるものであり、目ヤニから細菌が感染するとされています。クラミジアは体外では生存できないため、接触以外の感染経路はないと思われます。
細菌の排出は通常二か月ほど続きますが、中には持続的に排出する場合もあるようです。

ヘルペスウイルスやカリシウイルスと同じように、他のウイルス、細菌との混合感染もあります。

 

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〇 症状は?

猫クラミジアは粘膜で増殖します。感染初期には特に結膜で増殖するため、結膜炎の症状を示します。通常片側の目で症状が発現しますが、その後両方の目に進行していきます。結膜の症状は比較的重く、結膜の充血も強く結膜浮腫が特徴的な所見です。
結膜の症状と比較して、他の呼吸器症状はまれであり、ほとんどの場合が目の症状だけしか起こしません。
また目の症状も結膜だけに限局して起こり、ヘルペスウイルスのように角膜潰瘍を起こしたりすることはありません。

▪ 結膜炎
▪ 結膜浮腫
▪ 他の呼吸器症状はまれ

〇 診断は?

診断は結膜と眼脂の細胞診で行います。検査方法は、マイクロブラシ等で結膜から細胞を採取し、スライドガラスに塗布後染色して顕微鏡で観察します。猫クラミジアに感染している場合は、結膜上皮に典型的な細胞質内封入体が確認されます。封入体は感染後7~14日にのみ確認されるため、それ以外の時期には細胞診では診断できません。

その際には、外部の検査センターによって行う、結膜のぬぐい液によるPCR検査も有用な検査です。

〇 治療は?

治療は内科治療、特に飲み薬の治療を行います。テトラサイクリン系の抗生物質の治療が有効です。ただテトラサイクリン系の点眼薬は販売されていないため、点眼での猫クラミジアに効果的な治療薬はあまりありません。そのため点眼は他のウイルスや細菌の二次感染予防に使用する補助的な治療です。

猫クラミジアはドキシサイクリンの内服で治療します。その際の注意点として、猫は食道が蠕動しないため薬が食道内に長時間停滞してしまうと、食道炎の原因となってしまいます。ひどい場合は食道狭窄になる場合もあります。内服後には水を飲ませたり、フードを食べさせたりして、確実に食道から胃の中に落とすようにしてください。

▪ 飲み薬による治療
▪ 点眼薬は補助的
▪ 食道炎に注意

 


結膜炎の原因として非常に多くみられる感染症です。通常の三種混合ワクチンでは予防できないため、飼育環境に野良猫が多かったり、多頭飼育といった感染が起こりやすい環境の場合は、猫クラミジアが予防できる五種混合ワクチンの接種をおすすめします。