検便(糞便検査)の重要性
今回は糞便検査の話。
検便というと「寄生虫」を
調べる検査というイメージですが
実際にはそれ以外に多くの情報があります。
肉眼的な色や臭いや硬さの確認から、
顕微鏡によるタンパク質、糖、脂肪
などの消化状態の確認、
細菌のチェックにより、通常検出されない
ラセン菌や芽胞菌がでていないかなど
たくさんのことが確認できます。
仔犬、仔猫の時には寄生虫がいることが
多くありますので、何度か検便する必要が
ありますし、大人になってからも
吐いたり、下痢したりといった胃腸症状が
ある場合は、必ず検便をすることが
重要ですので、診察の際に便をご持参
いただくことをおススメいたします。
検便/糞便検査/寄生虫/消化器症状/らせん菌/芽胞菌
2018年6月22日 10:05 AM | カテゴリー : コラム