外耳炎
夏場に多い疾患シリーズ、今回は『外耳炎』について。
ワンちゃんの病気の中でも非常に多い病気です。
痒みや過剰な耳垢や臭いといった症状が特徴です。
首回りをよく掻く、首を何度も振る、
床に顔をこすりつけるなどは外耳炎のサインです。
レトリバー、スパニエル系の犬種や
ダックス、トイプードル、シーズー、シュナウザーなど
垂れ耳であったり脂の多かったり、
耳の中に毛の生える犬種でなりやすいです。
原因はマラセチアという酵母様真菌や
ブドウ球菌といった細菌がメインです。
治療は耳垢の洗浄と抗真菌剤、抗生物質の点耳で
行いますが、もともと常在するカビや菌が
増殖して外耳炎になるため、日頃のケアによって
そういった状態にならないよう
気を付けることが重要です。
治療により見た目は綺麗になりますが、
外耳炎は繰り返すことによって、
どんどん外耳炎になりやすい耳の状態に
なってしまうため、しっかり耳のケアを行ってください。
外耳炎/犬/かく動物病院/京都府京都市左京区
2016年8月4日 12:23 PM | カテゴリー : コラム